仲間→信徒、牧師、神父
 先生→宗派のエライ人、代表者
 親戚→同じ流れをくむ別宗派
 兄弟→母体となった宗派(兄)と、分派した宗派(弟)

 ※このサイトは実在するありとあらゆるものと関係ありません。


パウラ
 管理人。キリスト教とは切っても切れない宿命を背負って生まれてきた生産系腐女子。周りに宗教の専門家ばかりいたせいか、ふとした時に専門用語が飛び出す。個人的には仏教や論語の方が好きな名実ともに宗教人。どS。本作品に出てくるキャラクター達は、パウラが関わったもの、一般教養並のものだけである。ちなみに、『パウラ』とは霊名(クリスチャンネーム)。信者としては見習いだが教会に入り浸っているため、下手な信者よりも余計な事をやったり知ってたりするようだ。かなりの問題児である。

かつき
 キリスト教とは縁もゆかりもない家庭に生まれた消費系腐女子。ひょんなきっかけでパウラと出会い、一方的に世話をやかれている。眼鏡をとると美人。諸事情により教会に来れなくなったため、友人代理として登場。たまにパウラの良心の化身としても登場。

初代さん
 なんかすげー人がすげー死に方をしたので、布教活動をしていたキリスト教の元祖。聖書作ったり、今の教会のあり方の基礎を築いたりしたあと、後継者にローマン・カトリックを選ぶ。
 …が、何故か最近になって初代さんの『真の後継者』が増えてきていて隠し子説が浮上。どうやらこのころから下半身に黒いうわさが纏わりついていたらしい(別の意味で)。

 本人は引退したいのだが、ローマン始めとする息子や孫、その親戚などが心配で、現在は兄弟たちの家を振り子している。実は疎遠になっている兄がいて、昔はよく先生と一緒にボコられていたり、時には先生や仲間を残虐に殺されたりもした(勿論息子が必要以上にやり返した)。その先生たちも内輪揉めしたりしてなかなか落ち着かず、結構な苦労人で、ちょっと空気が読めず燃えに突っ走る所がある。神学には疎いが信心深さは誰にも負けない。年の離れた弟がいるという噂もある。

 子供たちの(特にローマンの)憧れの的であり、信仰の手本であり、偉大な先人。政府に立てついていた為、沢山の仲間を亡くし、それによってキリスト教精神の盤石を築いた。…の、割には結構おちゃめだと思うのはパウラだけだろうか。

ローマン・カトリック
 初代さんの息子。一応皆に後継者として認められてはいるが、身内ではあまり人気がない。千年単位のツンデレ。西部で最も大きな存在。どSで、一国の王を雪の中裸足で放置プレイしたことがある。初代さんから一人前としてあらゆるものを相続し、政府に認められてから下半身に節操がなくなり、今ではもう修正不可能。性トラブルが昔から絶えないことで有名。
 最近ポーランド出身の先生にどやされて全世界に謝罪したのだが、日本をはじめとする非キリスト教国の認知が低くて少しショック。しかも謝罪内容を曲解されていて更にショック。でもめげずに中世やらなかったデレを実行するべく福祉活動に力を入れて、プロテスタント一族とも仲良くやっている。最近は仏教に同志を見つけたりしていたりして、仏教を始めとする東洋宗教さんたちとお酒を飲んだりしている。が、一部、中世のあまりのツンぶりに(以下略)。大体100年に一度でかい問題を起こして親族会議にかけられたりしてきたやんちゃ坊主。今でも暴君ぶりは直っていないと思われている。
 マリア教と罵られるのはもう慣れた。軍資金が不思議な動きをしている。よく遺産が転がり込んできたりするので、黒い噂が一部で蔓延していたりする。最近スイスで親戚が生まれそうになっている。千年くらい前から相続問題が出てきたため、独身を貫いている。
 『その国の文化を尊重する』というスタンスをとった所、先生と仲間の言っていることが食い違うことがたまにあるが、先生は気にしていないようだ。
 ちなみに、信者になる前のパウラには『諸悪の根源』だの『下半身しか能がない無能の塊』だの『カトリックなんか死んでも信者になるものか』だのさんざん言われていた。現在の先生は某動画サイトなどで『写真写りが悪い』とか『ダース○ーダーみたい』とか『マジン○ーZみたい』とか言われているため、漫画やアニメが好きではないらしい。
 …いやでも、すごく…そっくりです。

 ストラの白は、復活や祝辞の色、即ち喜びを表す。

マーティン・プロテスタント
 ローマンの弟。中世にあまりの兄のツンぶりに(以下略)。説教が長いことで有名。
 先生を持たず、自律をモットーに生きてきた。カルヴァン方とルーテル方に挟まれ、ピンキリの、主にキリの方の親戚の尻ぬぐいに奔走し、一部の熱狂的信者の苦情を受け付け、兄の大暴れの偏見にもめげない、健気で苦労性な真面目青年。聖書の中身はほぼ記憶している。
 親戚が2万以上おり、現在進行形で増えている。日本に置いてはアパート経営(日本基督教団)でどうにかまとめている。兄に負けず劣らずのツンデレだが、どちらかと言うとデレが強い。他人におにーやんをけなされると怒る。自虐ネタであったとしても怒る。
 元々お兄ちゃんの事は嫌いではなかったので、仲直りできたこと自体は嬉しい。現在は500年分の兄弟愛を確かめ合っていたりするが、お互いツンデレなので(以下略)。ちなみに家に帰れば優しい姑さんとお嫁さんと子供さんが待っている。

 おっかないマーティンの親戚に囲まれていた幼少時代のトラウマより、パウラには余所余所しく接されているが、パウラが結局キリスト者になったので良かったと思っている。過激な親戚が多いので、まともな親戚を捜そうとすると苦労する(と、パウラに思われている)。

ジャネット・ウィリアムズ(偽名)
 プロテスタント一族から飛び出した鉄砲玉娘。アメリカ生まれだからか突っ走りがち。あまりに突っ走ったので、今は殆ど縁を切られていたりするが、気にしていない。色んな意味で有名。
 極度のゴッドファザコンで勝手に名前を作ってみたり、聖書が好きすぎて自分たちで作ったりしたら誤訳が凄まじい事になり、許容範囲を超えていると怒られているが本人達は気にしていない。
 科学と考古学と医学に疎く、輸血をすると人格が変わると本気で信じていたことがある。SLを見てリヴァイアサンだと思ったり、共産主義者を北の王(シリアのこと)と思ったり、夢見るお年頃。ベルギーとフランスからは拒否されたがめげない。極度の嫌煙家で、暴力と格闘技の違いが分からない。独占欲が強く、世界が終るのを今か今かと待ちわびている。実は黄色い電気鼠の出てくるあのシリーズが生理的に無理。
 昔、子供をガスホースやゴムホースで打つのがマイブームになった。先生がアル中だったこともある。特技は都合の悪いことを『一部の信者達のしたこと』で誤魔化すこと。パウラには目の敵にされているのと同時に憐れまれているが、本人は気付いていない。

コンスタンティン・カトリック
 初代さんの息子でローマンくんの双子の兄弟。ミサが恐ろしく長いことで有名。生まれてすぐに引きはなされ、主に東ヨーロッパや中東で成長した。その為に基本的には言ってることは一緒。政治の力で兄弟間を裂かれた為、また900年も離れ離れだった為に、和解も今一上手く行っていないようだ。お兄ちゃんが色々やんちゃやらかしていたころの被害者の一人だが、マーティンくん家に比べればそれなりにまとまっている方(あくまでも『方』)。愛妻家。
 仲間が世界中に散らばって組織を作っている。正式な名前は正教会(せいきょうかい)、もしくは東方教会だが、しょっちゅう聖公会(せいうかい)と間違えられる。たまにパウラにも間違えられる。

 ちなみにどうでもいいことだが祭服は黒が主流。金糸の刺繍は天国を表している。つまり全身で天国を表現している情熱家である。このイラストのカラーリングはパウラの趣味である。←

カンタベリー・カトリック
 イギリス王室のお膝元デビューした、気高き麗しのレディ。女王がいることで有名。元々ローマンくんの妹だったが、ヘンリー8世の離婚をローマンくんの先生が認めなかった為、王と一緒に家を飛び出した(連れ出された?)。以後マーティンくんとも仲良くやっている為、二人の中間地点を行く逞しい娘さん。たまにマーティンくんの親戚とみられることもあるが、本人はローマンくんの妹と主張している。現在もマーティンくんとローマンくんの兄弟の間を取り持つのに尽力している。おにーやんと歌の会(テゼ)をするのが大好き。
 正式な名前は聖公会(せいうかい)、もしくは英国国教会(ただしあまり用いられない)だが、しょっちゅう正教会(せいきょうかい)と言い間違えられる。たまにパウラにも(以下略)。酷い時には『性交会』と間違えられる。信者達が怒らないからと言って恥をかかないように注意しようネ!
 実はカルヴァンくんとの間にパプテストくんという息子がいる。

 ストラの緑は、平時の色、即ち平和を表す。

カルヴァン・プロテスタント
 マーティンくんの半分。長老方の代表。生まれはフランス。一家団欒が好きで、家風を尊重する。社交的で奇しくもローマンくんと似たような所が見受けられる。議論好きで、頭の中身は基本的に理詰め。ちなみに腕に抱いている猫の名前はツヴィンクリ(スイス猫)。バプテストくんという息子がいる。歌は朗々と元気に歌うもの。あとイギリスのピューリタン、フランスのユグノーとかはこの人だ。間違ってもピューリたんとか下らないギャグを飛ばさない事
 

ルーテル・プロテスタント
 マーティンくんの半分。福音方の代表。厳しく自分を戒める敬虔なキリスト者なので、パウラのようなすっとぼけ信者は肌に合わないようだ。物凄い読書家で、多分聖書の中身を記憶している仲間が一番多い人なんじゃないかと思う。音楽家。大バッハ、ヘンデルと友達で、一番最初の先生であるルターも作曲家。最近内部分裂しているらしい。仲間や親戚がたくさんいるので、一口に語れない人だ。ちなみにパウラには、彼女の親戚のメソジストさんやホーリネスさん、ペンテコステさんという色んな意味でキョーレツな人によく会っていた故、変な色眼鏡で見られている。
 本人はドイツ生まれだが、親戚は結構アメリカ生まれ。ギターを弾いて陽気に賛美歌を歌うのが好き。昔ローマンくんと30年間不毛な議論を続けたことがあるが、現在は積極的に一緒に色々やっている。


メソジスト・ルーテル
 非常に几帳面なミリタリー系優等生。日々己を鍛え上げる努力家。日常生活は判で押したような規則正しいもので、乱されると弱い。そんな逞しいあんちゃんの特技は、実は替え歌。トレンディーな歌で讃美歌を作って日々神様に愛を叫ぶ。病院や福祉活動に熱心だが、KKKなどに参加していた黒歴史もあるし、某有名人が戦争を始めたりなんだりしてしまったうえ救世軍なんてものがある。なのでよく間違えられるが、決して喧嘩っ早い訳ではない。決して喧嘩っ早い訳ではない。(大事なことなので二度言いました)。福祉活動という接点がある物の、ローマンくんと一緒に何かをやることは少なかったが、最近ちょこっとだけデレてきた。

ペンテコステ・メソジスト
 メソジストくんとホーリネスさんに育てられたアメリカの不思議っ子。メソジスト三兄弟の末っ子。一応認可されているが初代教会以上にぶっ飛ぶ悪癖がある為にしょっちゅうカルトや異端と間違えられたり、仲間に他人のふりをされたりする。何かと誤解が多いが、本人達はあんまり気にしていない様だ。礼拝になるとテンションが上がり、言えちゃいけない言語や見えちゃいけないものが見えたりしてしまう。無邪気ならではの世界観を持っている。
 パウラに強烈なトラウマを残した一人で、実は未だに怖がられている。でも慣れると面白い(礼拝の言えちゃ言えない言語が)

ホーリネス・メソジスト
 昔は超過激だった、千年王国(世界の終りの後に来る完璧な世界)を待ち望む夢見る女の子。それに備えて罪を犯さないように日々の修業を欠かさない。ただ若さ故が仲間の振れ幅が激しく、迂闊に触ると火傷する。でも彼らは結構『癒し』とかそういう物を体験していたり、彼らの周りのパンピーも、そんな彼らを見て癒される。…らしい。男の娘ではない。
 ちなみにパウラは大人なホーリネスさんとお友達なので、毎回コーヒーとお茶菓子を食い荒らし、説教も聞かずに帰っても何も言われていない。←非常に失礼なので良い子は真似しないでね!

バプテスト・カルヴァン
 アメリカ最大規模を誇るプロテスタント一族の大黒柱。似たような名前の親戚がいっぱいいるが全て別人。非常に柔らかい頭の持ち主で、個々の選択をとても尊重する(その結果親戚が増えたとも言う)。イギリス生まれのアメリカ育ち。カンタベリーさんとカルヴァンくんの息子さん。大きな特徴として、牧師も信者も皆平等の身分(万人司祭説)。ちなみによく似た名前でアナバプテストさんという人がいるが、この人は流れも歴史も全く違うので間違えないように。
 ローマンくんとは仲がいいが、時々『お前の方が異端だ』とかボソッと言ってしまう事がいる。はたして本音はどっちなのかは誰も知らないが、ローマンくんもバプテスト一家も全く気にしていないので、どうでもいいようだ。

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ゴッドファーザー
 『YHWH』、ヤハウェ。天地創って人類創って水の上をふよふよしつつ、紀元前は結構無茶やらかしている、父なる愛の神。自分が選んだ預言者を侮辱する者は子供だろうと熊に八つ裂きにさせる愛の神。俺の嫁(!)が浮気しようものなら容赦なくブッ殺。でも愛の神。
 そんなゴッドファーザーも結構可哀想な経歴があったりする。人類作れば昼ドラ化、その息子たちは火サス化、しょうがないので大掃除して放っておいたらまた堕落、そこでゴッドファイヤーでも大掃除したら、お気に入りが近親相姦。そりゃあひねくれるって。
 キリスト者になった今でもパウラに避けられる愛の神。ジャネットさんちでは別の名前で呼ばれている。
 我慢強く、長編小説が大好きと言われている。曲線で最短距離を描くと言う人類未踏の業を成し遂げる御仁。

ジーザス
 イエス、神の子。当サイトでは親しみを込めてジーザス。生まれて数日で難民、故郷に戻ったらビンボー大工暮らし、人を救えば学者に因縁づけられ、弟子を選べば全員ヘタレ。無実の罪で最も残酷な刑と言われる十字架刑にかかり、死亡。その後見事復活して見せるが、信じてもらえず傷口に手をねじ込まれたりした。その上弟子がどうにか一人前になったと思ったら皆殺しにされてしまった、人類史上最も報われない男。昔、パウラには『お前なんか死んでおけばよかったのに』とか言われていた。

ホーリースピリッツ
 霊。いつまでたっても『霊』とか『ホーリーゴースト』とか、名前を覚えてもらえない。他国語を一瞬でマスターさせたりとか、処女を孕ませたりとか、やってることは結構凄いが父子が目立ちすぎで影が薄い。その為か一部の宗派(というより異端)では神様扱いさえしてもらえない、ある意味可哀想な御仁。かくいうパウラにも天使と混同されていたことがある。イメージは火とか舌とか鳩っぽいものとかで、明確な形も碌に与えられていない、ある意味可哀想な(以下略)

三位一体(さんみいったい)
 父と子と聖霊で一つの神。一つ一つ別々の人格だが、神と言う本質において一つ。キリスト教最大の神秘。これがすんなり信じられるようになったら立派な信者、悪く言えば十分洗脳済み。引き合いに出されるたとえ話は家族(パパとママとチビで一つの家族)とかおにぎり(海苔と米と梅干しで一つのおにぎり)とかだが、パウラは腐っているので攻めと攻めと受けで一つのカップリングと例えた。他にも声優で例えたりしていた。

日本基督教団(ニッキ)
 バプテスト以外の宗派が集まっているアパートみたいなもの。大家さんはマーティンと考えて相違なし。ここに所属しているかしていないかで大分違う。1人暮らしは何かとピリピリしていたり、個性が強かったりすることが多い。上記登場人物たちは基本的に1人暮らしを前提としている。