始めのうちこそ、グレゴリオ聖歌を作ったりとか、教会作ったりとか、修道院作ったりとかしてたローマンくんですが、中世になると組織が大きくなり、お布施が増えてくると、段々ローマンくんの先生の目付きがギラギラしてきました。ありとあらゆる権限を集めて行きます。
 有名なのは、一国の王を雪の中に三日三晩放置プレイ(カノッサの屈辱)。実際は神聖ローマ帝国との長い攻防の一つなのですが、インパクトは凄い。

 更に元々、口伝で伝えてきたりしていた為に、聖書解釈をめぐって意見が分かれてしまったのです。そんなこんなでローマンくんは公会議を開き、とりあえず異端者としてアリウスくんとネストリウスくんを家から追い出すことにしたのでした。

 ※この時代、ローマン・カトリック教会と言う言葉は使用していません。世界史のテストで答えるときはアタナシウス派と答えましょう。
 ※今現在のカトリックと一部のプロテスタントでは、異端とは『一事実の誇張』となっています。この時代では『正統派と異端』のニュアンスが強く、正しく暴君。